【さいたま市議会 2003.12.11 : 平成15年12月定例会】 

加川義光議員 おはようございます。日本共産党の加川です。
 市長の政治姿勢について伺います。
 まず第1は、消費税増税問題と年金改悪についてであります

(中略)

 第3に、自然環境保全について。
 緑豊かな自然環境のよいまちづくりは、多くの市民の願いです。さいたま市の緑地率の現状と、これまで2年間の推移をお聞かせください。
 また、見沼田圃にホタルがすめる環境をと市民は求めております。見沼田圃への不法残土の埋め立てやごみの不法投棄などの現状と対策についてお聞かせください。
 あわせて、三室の小室山は、東側半分は市が既に取得していますが、西半分は国有地で、競売にかけられ、これを知った住民は小室山の保全を求めて5,500筆の署名を市長に提出してきました。市は、縄文遺跡の森、緑の保全のため、買い取りも含めて方策を講じたのかどうか、今後の取組みも含めて見解を求めます
 第1回目の質問を終わります。(拍手起こる)

 


 

浅子進都市局長 4 街づくり行政、4) 浦和東部開発についてお答えいたします。

(中略)

 次に、4 街づくり行政の3) 自然環境保全についてお答えいたします。
 本市の過去3年間の緑地率の推移でございますが、山林、農地、原野、あるいは都市公園合わせた緑地面積は、平成13年度が4,395ヘクタール、緑地率26.1%、平成14年度が4,787ヘクタール、緑地率26.1%となっており、都市公園の増加により緑地の面積の比率に変化はございません。
 なお、今年度につきましては、現在調査中でございます。
 また、3の中の都市近郊農業の中で御質問がございましたけれども、本市では、「さいたま市緑の条例」に基づき、雑木林や屋敷林のうち、良好な緑地を自然緑地や保存緑地等に指定し、保全に努めているところでございます。
 なお、自然緑地につきましては、市民の利用に供することを目的としておりまして、市が管理するとともに、都市計画税、固定資産税等の税の減免措置を講じております。
 また、保全緑地につきましては、管理経費といたしまして、固定資産税等相当額の補助金を交付しているところでございます。
 また、小室山の件でございますけれども、旧浦和市において平成3年に、お話のあったとおり、東側約2分の1相当、4,284平方メートルを取得しているところでございます。今後につきましては、緑の基本計画を策定する中で、この地区を含めて、周辺をどのようにしていくか検討してまいりたいと考えております。

 

 

出典 さいたま市議会会議録 2003.12.11 : 平成15年12月定例会

 ※批判のためここに引用する。なお便宜上、マーク、太字、リンク等を加えた。
 内容的には 地元飯塚さんのHP、ばんばおむろ山のさいたま市公園緑課から回答(2003年8月29日) と同じである。読者はどいういう感想をお持ちだろうか。
 上記の質疑の前後から今日にいたるまでおよそ一年の間、何が起き、何が行われなかったか、ばんばおむろ山これまでの出来事(詳細)等にまとめられている。問題の西側の範囲は無残な姿になってしまい、未調査の遺構の箇所については宅地にするための工事が今も続けられている(盛土をすると伝えられるが不明)。このような痛ましい状況の中、2004年12月13日、さいたま市議会12月定例会において馬場小室山遺跡の保存に関する質疑が行われた。この段階にいたり、さいたま市は、答弁の中で、東側の市有地だけ市指定史跡にする方針を示した。2004年12月の会議録はまだ公表されていない。質疑応答の概要および問題点は、鈴木氏提供の速報 および朝日新聞朝刊・さいたま版2004年12月14日 「馬場小室山遺跡 市有地分を市史跡指定へ」を参照されたい。

 

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