空撮 滑橋貝塚 (1974年)
千葉県千葉市若葉区小倉町字谷頭
 
国土画像情報(カラー空中写真)(c)国土交通省 (1974年国土地理院撮影)  撮影縮尺 1/8000 400dpiを50%縮小 
   

■千葉東部(北西) 国土地理院 1/25000 
北緯35度37分42秒,東経140度10分0秒



  • なめりばしかいづか。都川の支流、坂月川(古山支谷)左岸。舌状台地先端部および斜面に形成。標高約30〜20m.貝層を基準にして、坂月川対岸、南南西230mには加曽利北貝塚。そのほか付近の縄文遺跡として、西対岸約200m:京願台遺跡。北約200m:広ヶ作貝塚。
     
  • 直径約120mの範囲に8箇所からなる点列環状貝塚。うち南端の3箇所は消滅した(上記写真参照)。千葉市教育委員会1990では「直径約100mの環状に3ヶ所の大規模な地点貝塚が所在する」とする。
     
  • 貝種は、アサリ、シオフキ、ハマグリ。そのほかツメタガイ、アカニシ、ウミニナ、ヤマトシジミ、オキアサリ。
     
  • 貝層形成期については、貝層の調査が行われていないため不明だが、縄文中期後半から後期前半。加曽利北貝塚から加曽利南貝塚への移行期にほぼ重なる。青沼道文2000は縄文時代中期加曽利E2式期を想定している。
     
  • 1970年、『千葉市史』編纂に伴う分布調査で発見され、1981年、市の史跡に指定された。
     
  • 1985年球技施設新設のため確認調査が行われている。青沼道文2000にその概要が記載されている。
     
  • 縄文の森構想の事業範囲に属する。貝層に近接する北の範囲は小倉市民の森とされている。
     
  • 滑橋貝塚下の坂月川付近はヘイケボタルの自生地である。上流の住宅地から下水が流れ込み、川の汚れは最悪であったが、最近、公共下水道整備により、水質も改善されつつあるという。
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(参照) 

青沼道文2000 「滑橋貝塚」 千葉県史料研究財団2000所収

千葉県教育委員会1983 『千葉県所在貝塚遺跡詳細分布調査報告書』。

千葉県史料研究財団2000 『千葉県の歴史 資料編 考古1(旧石器・縄文時代)』千葉県。

千葉県文化財センター1986 『千葉都市モノレール関係埋蔵文化財発掘調査報告書』千葉県都市部モノレール建設課・千葉県文化財センター。

千葉市教育委員会1990 「千葉市文化財 滑橋貝塚」(説明版)。

千葉市教育委員会文化課2000 『千葉市遺跡地図』2000年。



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