2005年8月10日、送られてきた鈴木正博さんからのメールです。

                   2005−8−吉日#2

馬場小室山遺跡の重要性に関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

  「馬場小室山遺跡研究会」第10回ワークショップ開催の件

 

「馬場小室山遺跡研究会」もこの夏は整理作業で熱くなります。

夏休みは皆様それぞれ恒例の予定などがありますので、また業務

が多忙になる方もおられ、事前の日程調整では日曜日の開催が困難

になりました。

 そこで、今回以降の8月におけるパブリック・アーケオロジー実践

は、    8/13(土)【午前/午後ワークショップ開催

      8/20(土)【午前実行委員会/午後ワークショップ開催

      8/27(土)【午前事務局会/午後ワークショップ開催

の3回を予定しましたので、ご都合の良い日あるいはご都合のつく

時間にご参加頂きたく。

 尚、今回は前回の続きですので、参加連絡は無用です。

 

尚、「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラムを10/2(日)に

開催予定ですが、8/9付で日本考古学協会から名義後援の承認を

頂きましたので、ここにご報告させて頂きます。

 

―記―

 

1.開催の案内:

1−1.集合日時:2005年8月13日(土) 10:30

1−2.集合場所:三室公民館講座室

さいたま市 緑区三室1946-5

phone048-873-2594
東浦和駅より959分発の馬場折返場行きバスで「松ノ木」

下車徒歩10分。途中、馬場小室山遺跡の視察可能。

1−3.当日の考古学活動内容:

(1)考古学実習入門(6)

馬場小室山遺跡および「残存埋蔵文化財」を移動した第2遺跡

の資料を整理します。

前回までに袋単位の管理について基礎的分類の成果を確認し、

第2遺跡から拓本作業に入りました。

今回からは、 さいたま市 教委へ発見届けを提出した資料について

本格的に整理を開始します。

 

(2)「馬場小室山遺跡の研究

前回は寺野東遺跡と馬場小室山遺跡の包含層形成のメカニズム

に違いがあり、その原因として「土器型式」の系統と相関のあること

を説明しました。今回は時間の関係で省略します。

 

(3)5分間は初心に戻る「『大森貝塚』に学ぶ」(第8回)

@大森発見の遺物と大森未発見の遺物

岩波文庫『大森貝塚』は、必ず持参のこと。

 

2.【「馬場小室山遺跡研究会」の趣旨】
 2-1.馬場小室山遺跡の学術上の重要性を多くの方々に知って頂くため、そしてその重要性を

持続させるためにより客観化し記録する努力を行うべく、「馬場小室山遺跡研究会」を

立ち上げ、2004年12月26日の第1回ワークショップから実質的に活動を継続して

います。

具体的には、馬場小室山遺跡の成立と展開を、皆さんと考古学し、理解を深めて

いきますが、考える際に考古学の基礎として必要なデータを、考古学の専門性から

スクリーニングした上で提示します。

研究会としてのゴール、つまり、どのようなデータで何を考えていくか、を示した全体系が、

ワークショップのレジュメとして改良が加えられ、現在でも体系化の方向で進化しつつ

あります、「グランドデザイン」です。

一歩ずつ着実に解明の糸口を掴み、体系的に解きほぐしていきます。

2-2.「馬場小室山遺跡研究会」は市民主導型を特徴とする日本におけるパブリック・

アーケオロジーの発展形態です。

以前から街づくりに対しては考古学の社会参加が課題であったために、日本

人類学会のシンポジウムなどでは「社会考古学」と呼んで新しい考古学を提唱

してきました。

が、最近、パブリック・アーケオロジーの考え方が紹介されはじめましたので、更に発展

することを祈り、その概念を使用することにしました。名称云々は別にしまして、行動する

趣旨は「市民の、市民による、市民のための考古学」構築です。

 

尚、本活動につきましては、2004年10月7日に さいたま市 教育委員会文化財保護課長

に対し、「学術ボランティア」による支援として立ち上げるのでご協力頂きたい旨、文書と共

にご説明済みです。2005年度からは体制が新たになったようですので、市民の信頼と地域

社会に貢献する文化財保護行政を望みつつ、本研究会も当初の予定通り、「馬場小室

山遺跡に学ぶ市民フォーラム」実行委員会活動の一環として位置付けることができました。

                                                  以 上

 

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