2005年6月5日(日) 於:加曽利貝塚博物館
鈴木 正博(早稲田大学文化遺産アーカイブ研究所)
【市民の、市民による、市民のための貝塚学再構築】
千 葉 の 貝 塚 研 究 今 昔
1.序−「遺跡を歩く」という考古学の構え−
【「遺跡を歩く」入門編】 ◎知識の整理と遺蹟・遺物の体感が、考古学を知る第一歩!
【「遺跡を歩く」基礎編】 ◎知識の整理に加えて方法の訓練が、考古学を学ぶ第一歩!
<【入門編】に至る学問的背景の理解>
【「遺跡を歩く】実践編】 ◎個別の目的と方法の適用による問題解決が、考古学を実践する第一歩!
<【入門編】や【基礎編】の知識は全体のごく一部であり、研究領域の多様性を追求>
【「遺跡を歩く」研究編】 ◎課題認識とその解明方法構築が、考古学を研究する第一歩!
<【実践編】の研究領域を検証・深耕し、研究の将来性を展望>
2.貝塚研究の歴史から、「遺跡を歩く」という考古学を見つめ直す
【「遺跡を歩く」入門編】 1.モース以前と以後、その後の人類学
2.先史文化と貝塚の層序
3.先史地理と貝塚の形成環境
4.先史集落と貝塚の形成プロセス
5.先史経済と生態の相互作用としての貝塚文化
3.貝塚研究の体験から、「遺跡を歩く」という考古学の意義を考える
【「遺跡を歩く」基礎編】 1.不備の認識:聞き取り調査などによる新たな発見と欠落している情報の認識
2.方法の習得:具体的な比較研究による自己の位置付けと新たな視点の形成
4.貝塚研究の現状から、「遺跡を歩く」という考古学の重要性を再認識する
【「遺跡を歩く】実践編】 1.多様化細分化された研究をアナログとして可視化統合するための研究基盤
2.神尾明正からの贈り物: “Study nature! Not books!”
5.貝塚研究の展望から、「遺跡を歩く」という考古学の社会への貢献を実践する
【「遺跡を歩く」研究編】 1.CRM(文化遺産を活用した地域経営)の推進:遺跡の考察から地域の研究へ
2.パブリック・アーケオロジーの確立:単眼(専門馬鹿)から複眼(多様性共存)へ
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