- こてはしかいづか。旧犢橋町米之内貝殻畑。花見川左岸。小支谷の集まる台地基部。箱形地形の尾根部に立地。標高22〜28m。現、犢橋貝塚公園。
- 貝層の規模は東西約180m、南北約160m。
- 小笠原永隆1999によると、貝の主体はイボキサゴとオキアサリ。以前はオキシジミとハマグリが主体とされてきた。そのほかウミニナ、カガミガイなど。わずかだがヤマトシジミなどもあり、印旛沼方面との交流がうかがわれる。
- 千葉市内で縄文晩期を中心に形成された環状貝塚は犢橋貝塚のほかなくその点でも重要である。
- 小笠原永隆1999によると、北西部と南西部の斜面を積極的に利用しており、環状貝塚と斜面貝塚の中間形態を示している、という。
- 1981年貝層部部分が国史跡に指定され、犢橋貝塚公園として保存された。周辺の集落址は未調査のまま住宅団地が造成され消滅した。
- スケール・貝層などのマークは、おおまかな目安である。
(参照)
小笠原永隆1999 「花見川左岸の貝塚」 『貝塚研究』4号。
・千葉県教育委員会1983 『千葉県所在貝塚遺跡詳細分布調査報告書』。
・千葉県文化財センター1998 『第376集千葉県埋蔵文化財分布地図3−千葉市・市原市・長生地区(改訂版)− 』1998年6月。
・千葉市1974 『千葉市史 原始古代中世編』千葉市 1974年
・千葉市1976 『千葉市史 資料編1 原始古代中世』千葉市 1976年
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