報道資料(2)

【東京新聞 2004年10月11日さいたま版朝刊 (コラム・各駅停車)】

  「消えゆく遺跡」 

さいたま市緑区三室にある縄文時代の遺跡「馬場小室山遺跡」が、宅地開発のための発

掘調査を終え、姿を消すことになった。古代から手つかずで残され、専門家が驚くほどの

貴重な遺跡だった。

自主的に発掘調査を手伝っていた研究者や市民有志は「調査は終えていない」「将来ま

で残して」と訴えたが、調査を指導・監督する立場の市教育委員会は「最低限の調査は

終えた」「民間の土地だから」と聞く耳を持たなかった。

遺跡を開発する場合、発掘調査の費用は通常、開発業者の負担。「金も出さずに、口は

出せない」との市教委の主張は理解できる。

しかし、調査最終日、日没まで泥まみれで汗を流す市民有志の姿が忘れられない。古里

の文化遺産を必死で守ろうとする市民に対し、先頭に立つべき市教委のつれない対応。

その日、現場に姿を見せることさえなかった市教委担当者の態度に、消えゆく遺跡は何

を思っただろう。(磯谷 佳宏)

 

転載を快諾してくださった東京新聞様に感謝いたします。

本文テキストはさわらび通信のTさんに打ち込んだもらったものを借用しました。TさんもBBSで引用されています。


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