2013−5−4(みどりの日) 

於:馬場小室山遺跡→三室公民館→柳沢画廊

参加各位                                           「馬場小室山遺跡研究会世話人

馬場小室山遺跡フォーラム」第56回ワークショップ

【パブリック・アーケオロジー入 門】

馬場小室山遺跡を形成した「見沼文 化」(人類活動と環境変遷)の追及、そして未来への展望と継承

1.【活動】 「見沼 文化」2013感謝祭(5/4(みどりの日)) : クリーンアップ大作戦

(1)【「見沼文化」の1万年を体感する!】 見沼をの ぞんだ縄文むら 

溺れ谷の周辺を歩いて立地 を確認する。弥生時代後期の馬場北遺跡からの眺望は絶景。

(2)【「見沼文化」の拠点集落を歩く!】 馬場小室山 遺跡の全体構成 

馬場小室山遺跡の調査地点 を歩いて調べる。現代の道路の下に住居址が多数検出。

(3)【拠点集落の最後の姿を確認する!】 「土塚」と 「第51号土壙」と中央窪地 

「環堤土塚」の要である大 土壙の位置を確認する。「土塚」と大土壙がペアになる社会関係が重要。

2.【活動】 青空考古学教室 : 馬場 小室山遺跡の人々の考え方や生活の知恵について考えます!

(1)【アーケオロジー】 「製塩土器」について考える   : 縄文時代の塩づくり分業と馬場小室山遺跡

    ・ 後期後葉から長時間にわたる改良のための形態変化の到達点として、特殊な形態が定着したゆえに「第三の土器」と呼ばれた「製塩土器」 の馬場小室山遺跡における検出は何を語るか!

(2)【サイエンス】 縄文時代の数について考える  : 数える道具が特定されない意味は?

    ・アバウト関係(直接交換的な取引ではなく、供給型の貸し借り 文化)には、数を使った管理は必要か!

(3)【アート】 人面について考える : 馬場小 室山遺跡(上弦眉)VS東北原遺跡・蓮田市久台遺跡(吊り眉

     ・土偶・土版・人面文土器・土製仮面などの表情にはいくつか の表現タイプがあるが、眉に観られる二つの様式は何を意味しているか?

3.【「山田湾まるごとスクール」】 :東日本大震災の復興支援には最強のパブリック・アーケオ ロジーを!

(1)馬場小室山遺跡におけるパブリック・アーケオロ ジー3原則から考える復興支援

・「ちがう」 :歴史に学ぶ/ウサギ型漁撈民生活をカメ型農耕民生活に当てはめることはできない!

・「かわる」 :縦割専門性から市民の多様性へ/官(血縁・地縁の閉鎖性)から民(好縁の開放性)へ 

・「かかわる」 :地域の漁撈文化や津波文化を山田史談会と共に考え、これからの夢を語ろう。

(2)「山田湾まるごとスクール」の推進

     ・山田町の復興支援として最終的には「まるごと博物館」構想を目指したい。そのための準備とし て、地域の歴史を大事にしている山田史談会の方々を強力にバックアップし、歴史と文化を絆とする「山田湾文化」復興の在り方を共に考 える。この活動から立案される「まるごと博物館」構想に山田町の明るい未来を見出したい。まずは「鯨と海の科学館」をセンター機能と し、それを補う「鯨と海の歴史館」のサテライト機能こそが市民学芸員として位置付けられる山田史談会の新しい役割の一つと思量する。

(3)地域文化の深耕と新たなる継承をめざす語り部活動 こそがパブリック・アーケオロジーによる復興支援

     ・他地域との交流を通して各々の地域文化の認識を深め、生活者として地域文化の魅力を発掘し発 信する復興支援はいつ始動するか、今でしょ!

4.【井山紘文 ミクストメディア・水彩展】 :柳沢画廊(浦和区高砂2-14柳 沢ビル2・3F:048-822-2712

・さいたま市の見沼田んぼ周辺から採取し た「土」(含む遺跡の焼土等)を、麻布を張り込んだカンバスに接着剤で定着させる技法がミクストメディア(混合技法)である。「土」 のもつ環境変化の風合いを大切にし、テーマに沿った温かな人間味あふれる色合い選択から新たに生まれ、今に甦る混合の妙は、どこか復 興支援と相通じる思想であろう。水彩画も加えての展覧会を堪能しましょう。

・会期:5/4(土)〜5/18(土)  11時〜19時

(水曜日休館。最終日は17時まで。初日 は18時からオープニングパーティ)

5.【連絡】 その他活動連絡・予定

(1)埼玉 大学教育学部「見沼フィールドスタディーズ」授業協力 : 6/16(日)予定。ワークショップも開催。

(2)日本 考古学協会総会・研究発表会で【復興支援とパブリックアーケオロジーの役割】ポスター発表 

: 5/26(日)「山田湾まるごとスクール」事務局代表・齋藤瑞穂

以 上

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