2013年4月14日受信メール  

                                 2013年 4月 吉日

パブリック・アーケオロジーに 関心のある各位

「馬 場小室山遺跡研究会」事務局

「馬場小室山遺跡 フォーラム」第56回ワークショップ開催の件

 

2012年度の活動を回顧しま すと、3・11東日本大震災による被災地の

復興支援にパブリック・アーケ オロジーが果たすべき幾許かの役割を見出

したこと、すなわち、考古学を 思考ツールとして活用することで、被災地の

復興支援に環境適応など人類史 的な厚みを加える視座を提供し、地域

文化の継承を通じた展望を描く 試みが見えてきたことに尽きると思います。

具体的な活動イベントにふれる ならば、NPO野外調査研究所・新潟大

学災害・復興科学研究所に主催 の協力を得、三陸の被災地に今後の

あるべき姿を学ぶべく、改めて「見 沼文化」2012鎮魂祭として

ワ ンダートラベラー・山田湾まるごとスクール

を夏季の熱 中祭に替えて8月に実施し、当日の資料集 と実施後の記録集

も刊行し、参加者や関係者に配 布しました。この活動は新潟大学災害・復

興科学研究所を通して山田町の 知るところとなり、早採りワカメの季節であ

る2013年2月23日(土) に、山田町史談会との交流会が実現しました。

秋は「見 沼文化」2012収穫祭です。今回は鎮魂 祭の企画・運営に活動

の重点を置いたため準備ができ ず、オープンな参加形態は断念し、未来

遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会」 活動を通した初めての横の繋

がりとして、馬場小室山遺跡に ついて大宮ろう学園 高等部の方々に紹介

する機会を得ました。大宮ろう学園高等部担任の型から、「自立活動」と

い う授業の中で、手話のできない健聴者へのインタビューを通し健聴者と

の コミュニケーションについて考えることをねらいとした「インタビュー学習」

依頼を受け、9月7日(金)に実施する中 でノーマライゼーションの在り方を

考古学の社会参画を通して見直 す契機となりました。
また、一昨年来の「未 来遺産・見沼たんぼプロジェクト推進委員会」活動

では、12 月16日の第9回 見沼未来市民講座協力し、見沼の人類

史・馬場小室山遺跡の人面文土器が語る縄文時代の見沼」をテーマに

紹 介しました。馬場小室山遺跡を語るには時間がいくら あっても足りないと

いうことに尽きますが、未来へ のあるべきパブリックな姿だと思量します。

では、2013年度はどのような パブリック・アーケオロジーが展開されるの

でしょうか、それゆえに年に一度 は馬場小室山遺跡に集まり参じ、恒例の

史跡の清掃活動を「見 沼文化」2013感謝祭として行いたいと 思います。

つきましては下記の通り、感謝 祭の参画を含む第56回ワークショップ

開催をご案内します。参加希望 の方は資料などの準備がありますので、

4/27(土)ま でに「さわらび通信」或いは鈴木正博宛メールにてご連絡

頂きたく、よろしくお願いしま す。

 

―記―

1. 日時 : 2013  日(み どりの日)   10〜130 

2. 場所 : 【集合時間:10時】 三 室中学校バス停前集合

*東浦和駅から「馬場折り 返し場」行き国際興業バス8分

10:00 「見沼文化」2012感謝祭 受付 

       ・遺跡見学 会

       ・史跡・馬 場小室山遺跡クリーンアップ大作戦

       ・「青空考 古学教室」

13:30 三室公民館に て午後のワークショップ

          15:30  井山紘文個展(5/45/18)(於:「柳沢画 廊」)

16:30 ワークショッ プ終了

 

3.活動内容 : 

3−1.「見沼文化」2013感謝祭

―史跡・馬場小室山遺跡 クリーンアップ大作戦―

      ・文化 財保護課に史跡の入り申請を行いますので、史跡を隅々

まで観察しながら、ゴミを排除し ます。

・「青空考古学教室」では、国史 跡・真福寺貝塚でも最近縄文

時代晩期の土壙から「製塩土器」 が検出されたとの報告があり

ましたので、縄文時代における社 会的分業の発達を「製塩土

器」から考えて見たいと思いま す。

 

3−2.午後のワーク ショップ

(1)パブリック・アーケ オロジー「第一幕」と「第二幕」の同時推進

・「第 一幕」:馬 場小室山遺跡を埋蔵文化財の研究から解放し、

「見沼文化」を深耕するパ ブリック・アーケオロジー

への転換 新 たなDVD制作(浅野光彦氏)の推進

・「第 二幕」:パ ブリック・アーケオロジーによる新たな可能性の

追求   → 「山田湾まるごとスクール」の推進

(2)井山紘文個展(5/45/18)の鑑賞(於:「柳沢 画廊」)

        ・三室公民館か ら移動し、JR浦和駅下車、中心街中山道の

「柳沢画廊」へ移動

 

3−3.その他

       ・埼玉大学教育学部「見沼フィールドスタディーズ」授業

     への協力について

・ 2013年度の行事予定検討

以 上

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