2010年03月08日受信メール

                                2010年 3月 吉日

パブリック・アーケオロジーに関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

「馬場小室山遺跡フォーラム」第45回ワークショップ開催の件

 

「馬場小室山遺跡研究会」では2005年から「馬場小室山遺跡に学ぶ

市民フォーラム」と共催し、さいたま市においてパブリック・アーケオロジーを

推進しています。

馬場小室山遺跡に学びながら、見沼の自然環境がもたらす恵みに

よってむらが栄えてきた様子を「見沼文化」として語り継いでいま

すが、その過程において改めて地域社会の力強さやそれをささえて

きた自然やヒトとしての絆の大切さを諭されました。

実際、馬場小室山遺跡だけでは「見沼文化」は成立しません。

「見沼たんぼ」を眼下に見下ろす台地縁辺の縄文時代集落が長年

にわたって交流しながら環境(気候)変動を克服し築き上げた総体

が「見沼文化」として私たちの前にその片鱗を見せているのです。

僅かな片鱗から本来の姿を描くのは大変難しいですが、「見沼文

化」として俯瞰してみるといろいろと分ることがあります。

つまり、かつて見沼であった水辺環境を取り巻く集落ではどのよ

うな植物や動物が人類と関係してきたのか、馬場小室山遺跡だけで

は分からないことも見沼全体を見ることでヒントが得られるように

思います。

このように馬場小室山遺跡を理解するために最初に行うことは、

見沼の自然や地形を理解することであります。

これまでも毎年5月4日(緑の日)は「クリーンアップ大作戦」

を行い、その準備運動をかねて「見沼文化復活祭」として周辺の遺

跡や馬場小室山遺跡の地形を観察してきましたが、いつも時間が足

りませんでした。

そこで2010年度は「見沼文化復活祭」の日程を独立させ、復活

祭にふさわしい行程で遺跡と地形の観察会を企画しました。

つきましては「見沼文化復活祭」を下記の通り開催しますので、

参加ご希望の場合は、3/31(水)までに「さわらび通信」或いは

鈴木正博宛ご連絡頂きたく、何卒よろしくお願いします。

 

―記―

 

1.日時 : 2010年 4月 4日(日)  10:00〜16:30(終了予定)

 

2.集合時間・場所 : JR武蔵野線「東浦和駅」前に10時集合

                <午後からの方は三室公民館に13時集合>

3.活動内容 : 明治大学博物館友の会と「見沼文化」の交流です!

 

3−1.国史跡・見沼通船堀の見学

・青木義脩さんにご案内頂ける予定です。

3−2.「見沼たんぼ」でお花見

・東縁と西縁には桜が満開です。お花見の隠れた名所でもあ

りますので、是非ともご堪能いただき、かつての見沼に思い

を馳せてください。見沼の地形がよくわかります。

3−3.【市史跡・馬場小室山遺跡の観察】

・三室公民館に集合、事前勉強を行い、現地に移動し、

馬場小室山遺跡の「窪地」と「土塚」を観察します。

3−4.【人面文土器の観察】

・浦和博物館で県指定有形文化財の人面文土器を観察し

ます。ここでは主役の展示ですので大英博物館や東京

国立博物館の展示よりも格段に崇高な印象を受けます。

以 上

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