2009−11−22(日)・23(祝) 

於:三室公民館

参加各位                                           「馬場小室山遺跡研究会」事務局

馬場小室山遺跡フォーラム」第43回ワークショップ

【パブリック・アーケオロジー入門】

馬場小室山遺跡を形成した「見沼文化」の人類活動と環境変遷の追及、そして未来への展望と継承

1.【報告】「2009夏休みサイエンススクエア」(7/31・8/1・2)から教育長への要望(11/11)まで

1-1. 「2009夏休みサイエンススクエア」(7/31・8/1・2)

・井山紘文さん三日間で843名に説明。五十嵐聡江さんは「みぬまっぷ」No.0(国立科学博物館版)披露。

1-2.故橋本敏朗さんの一周忌(9/12)

・蕨俊夫さんと真鶴駅から湯河原の丘陵山頂にある「偉光郷」(ひかりのさと)にて行き、一周忌で再会。

1-3.大田堯先生主催の「見沼懇談会」(10/31)

・見沼フィールド・ミュージアム構想と関わりのある著名な組織や関係する埼玉大学と都留文科大学、地元の農家や保育園、社会教育関係者など15名が大田堯先生のゼミ室で懇談、多様性と持続性ある活動家との交流。

1-4.「オムちゃん」と「ムロさま」が『日本全国ご当地キャラクター図鑑2』(新紀元社)で紹介(11/7)

・飯塚邦明さんの紹介記事により、馬場小室山遺跡はさきたま古墳群や吉見百穴よりも注目された。

1-5.「さいたま市史跡・馬場小室山遺跡の活用に関する要望書」を教育長に提出(11/11)

・「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」と馬場小室山遺跡研究会による5年の活動実績を踏まえ、史跡・馬場小室山遺跡の活用方向に確固たる見通しを得た機会に正式な提言として纏め、これまでの総括と今後の展望とした。要望書の最終版(11/11提出版)はHPに掲載済み。

2.【マネジメント】【馬場小室山遺跡フォーラム2009秋の収穫祭】は新たな企画へのチャレンジ!

2-1. 「縄文デザイン工房」の位置付けジオラマの次に見えてきた学術と芸術のコラボレーション

   ・これまでは馬場小室山遺跡の全体像や特定の施設にスポットを当て、ジオラマ復元することによって往時のイメージを膨らませたが、次は「造る喜び」(出川直樹、11月5日の日経夕刊)にチャレンジする。縄文人の「造る喜び」を共有し、現代の変容がどうなるか、楽しみである。

   ・土器、土偶、土版、耳飾りを始めとして縄文時代の文物はデザイン性に富んでおり、「オムちゃん」と「ムロさま」の次に見出すべき、「見沼文化」のキャラクターを生み出しましょう。

   ・最初のチャレンジは表面的な形態であるが、徐々に奥行きのある縄文デザインの真相に迫りたい。

 2-2. 「見沼文化千夜一夜」と「みぬまっぷ野帳」 ★「見沼フィールド・ミュージアム構想」への取り組み

・「みぬまっぷ」とは紙芝居の絵として登場した。「みぬまっぷ」No.1からNo.5は見沼田んぼ以前の見沼物語として話者のストーリと一体になった考古地誌の一断面であり、論文の挿図の役割である。このテーマ性と「馬場小室山歌留多」の構想を踏まえつつ、「見沼文化千夜一夜」へと発展させたい。

・「みぬまっぷ」はその性格上、俯瞰するマクロな視点からの可能な限り簡潔な表現で構成されているが、「見沼フィールド・ミュージアム構想」に向けての役割には、ミクロな視点からの詳細な空間情報と考古情報が必要とされる。これを「みぬまっぷ野帳」としてフィールド調査の基礎的な考古データを整備することで「情報の非対称性から解放される是正措置として望ましく、テーマ性を簡潔に「みぬまっぷ」で表現することから開始したパブリック・アーケオロジーの発展形態でもある。

ジオラマから「縄文デザイン工房」へ「みぬまっぷ」から「みぬまっぷ野帳」へ、と俯瞰から真相への発展が、馬場小室山遺跡のパブリック・アーケオロジーから観た「見沼フィールド・ミュージアム構想」への展望である。

3.【ご参考】古鬼怒湾貝塚をテーマとした「映像考古学」の推進「古鬼怒湾貝塚野帳」の設計完了!

・「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」から生まれたのが「映像考古学」という領域である。考古学のエゴで映像を見せるという発想を捨て、考古学研究のあるべき姿を映像制作のプロを通して考える意識改革が本質であり、古鬼怒湾貝塚をテーマとした新たな研究プロセスを再構築中である。以 上

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