2009−07−31(金)〜08−02(日) 

於:国立科学博物館 日本館1F北翼企画展示室

参加各位                                           「馬場小室山遺跡研究会」事務局

馬場小室山遺跡に集う見沼文化フォーラム」第42回ワークショップ

【パブリック・アーケオロジー入門】

馬場小室山遺跡を形成した「見沼文化」の人類活動と環境変遷の追及、そして未来への展望と継承

1.【マネジメント】「2009夏休みサイエンススクエア」への参加

1-1. 参加に至る経緯

・日本人類学会から評議員宛に国立科学博物館事業推進部連携協力課による「2009夏休みサイエンススクエア」の募集要綱が転送。内容を検討した結果、「遺跡のサイエンスとアート、そして未来へのマネジメント」を標榜する馬場小室山遺跡研究会によるパブリック・アーケオロジーと趣旨が一致していた。

・先史考古学は観察から始まり、観察によって検証される。この観察はサイエンスの姿勢そのものであり、子供たちに観察することの面白さについて遺跡を対象として伝えることができると判断し、応募した。

1-2.企画の趣旨

先史考古学の成果と芸術活動のコラボレーションによって、観察する面白さだけでなく、観察結果をわかりやすく、しかも正確に表現する楽しさも伝えることができる。

・実際に地中に埋もれていた縄文時代のむらを観察し、その成果を検証しながらジオラマで復元すると、現代社会とは全く違ったむらの姿や風景が見える。私たちの先祖は、列島各地の地形・環境や動植物の習性などをよく観察し、自分達の生活を安定させようといろいろ工夫し知恵を積み重ねてきたことがわかる。

・そこで、これまで進めてきたパブリック・アーケオロジーの成果であるジオラマ(制作:井山紘文氏)や「みぬまっぷ」などの展示を通して、縄文むらを自由に想像できるフィールド・ミュージアムの雰囲気を出前する。

1-3.「馬場小室山遺跡に集う見沼文化フォーラム」の【見沼文化熱中祭】として実施

・【見沼文化復活祭】と【見沼文化感謝祭】の段階では、夏休みの【見沼文化熱中祭】は野外ではなく、三室公民館で子供たちにも呼びかけ、遺跡・遺物の学習や実験考古学の実習を検討していた。

・その後に国立科学博物館による「2009夏休みサイエンススクエア」の企画を受け、2008年度の内容を知るに及び、子供たちにとっては多くの驚きに会える機会が重要であり、より広い科学との連携が親子で実感できる場として【見沼文化熱中祭】を実施することにした。

・それは見沼たんぼを中心としたフィールド・ミュージアム構想の一環としての実験でもあり、自然を中心とした多様な科学の在り方の中でも普遍的な姿勢は共通しており、馬場小室山遺跡からも観察することの重要さを強調したく、参加各位のご協力をお願いしたい。

2.【ワークショップ】【見沼文化収穫祭】の検討

2-1. 【見沼文化収穫祭】の企画案 ★フィールド・ミュージアム構想へのステップ

   ・馬場小室山遺跡を形成した「見沼文化」の学習をフィールドミュージアムの一部門とすることにより、見沼の将来に思いを馳せる機会とするような方向性を【見沼文化収穫祭】として企画したい。

   ・11月22日(日)のワークショップと23日(祝)の成果発表会を検討している。

2-2. 馬場小室山遺跡グッズの検討 ★【見沼文化収穫祭】ワークショップにむけての事前準備

・栃木県立博物館から個々人の個性を発揮させる縄文グッズ工作につい教示を受けた。透明プラスティック板に思い思いのカラー絵(縄文土器など)を描き、それをオーブントースターで定着させ、ストラップなどの装飾品とする。馬場小室山遺跡の遺物やキャラクターで試行し、本番に臨む。

3.【ご参考】取掛西貝塚の情報★「見沼文化」の早期末葉貝怩遥かに遡る貴重な汽水系貝塚!

・船橋市取掛西貝塚の企画展が20099月19日(土)から10月4日(日)まで飛ノ台貝塚史跡公園博物館で開催予定(91日号の船橋市広報に記事が掲載予定)。ワークショップでも見学会検討中。

・その後、1014日から開始される佐倉市の国立歴史民俗博物館の企画展でも最後に取掛西貝塚の資料(恐らく新聞報道された骨塚)が展示予定とのことなので、乞うご期待です。

                  以 上

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