2008年01月20日受信メール

                               2008−01−吉日#2

馬場小室山遺跡とパブリック・アーケオロジーに関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

  「馬場小室山遺跡研究会」第33回ワークショップ開催の件

 

新年早々は千葉の方々とご一緒に大森貝塚を周辺の地形観察と併せ

て歩くことができ、今年は幸先の良いスタートをきることができました。

歩きながら思ったことは、1979年に大田区史をお手伝いしたときのことで

した。関係された方々は皆さん大森貝塚について意欲的な研究を行いまし

たが、それもそのはずでその2年前には『考古学研究』で大森貝塚の特集

が組まれ、大森貝塚の位置も判明したからです。

しかし、実際に歩いて大森貝塚の位置を実感されたのは金子浩昌先生

が最初ではないかと思います。そのような色々な思いもあり、当時は100年

前のモースに負けまいと必死に遺物の研究を進めたことを思い出します。

そこで今回は金子浩昌先生をお迎えし、馬場小室山遺跡を含む見沼

周辺の貝塚について見識を深め、奥東京湾の環境と人類活動について

考えてみたいと思います。

つきましては、第33回ワークショップを下記の通り開催しますのでご案内

させて頂きます。参加ご希望の場合は、1/23(水)までに

さわらび通信」あるいは鈴木正博宛必ずご連絡頂きたく、

何卒よろしくお願いします。

 尚、34回ワークショップは3/2(日)を予定しています。当日は馬

場小室山遺跡の「環堤土塚」が終焉を迎えた後の社会に焦点を当て、

広く見沼周辺の弥生文化について勉強すべく検討中です。

 

―記―

 

1.集合日時 :2008年1月27日(日)  13:00

           ★時間になり次第、車で真福寺貝塚に移動します。

 

2.集合場所 : 岩槻郷土資料館 2F 企画展「さいたまの貝塚」

東武野田線岩槻駅下車 駅前を直進、大通りの十字路を右折。徒歩10分。

3380832 さいたま市岩槻区本町2−2−34

        phone:048−757−0271

 

3.活動内容

(1) 真福寺貝塚・泥炭層を歩く!

・縄文時代晩期中葉に特徴的な「縄文沼」や後晩期継続集落に顕

著な「縄文遺丘」と「縄文窪地」を踏査し、馬場小室山遺跡の「縄文

塚」と比較し、その違いを体感します。国史跡としての整備が進められ、

活用が図られようとしています。

・岩槻郷土資料館へ戻る途中に花積貝塚にも立ち寄ります。

 

(2)特別展「さいたま市内の貝塚」に学ぶ!

・金子浩昌先生と一緒に展示を見ながら奥東京湾の貝塚について

勉強します。さいたま市には早期から晩期前葉まで貝塚が形成されて

いますが、特に前期に発達しています。

・展示をゆっくりと見たい場合は午前中からの見学をお勧めします。

 

(3)岩槻区考古資料の見学学習

・弥生時代中期中葉の南遺跡、特に中期後葉の掛貝塚の資料は

必見です。

                        以 上

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