2007年11月25日受信メール

                                

                                 2007−11−吉日

馬場小室山遺跡と「見沼文化」に関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

  「馬場小室山遺跡研究会」第31回ワークショップ開催の件

 

10月8日(月・祝)の第4回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」は

生憎の雨でしたが、「さわらび通信」のルポにありますように多くの市民の

方々に考古学の面白さを伝えられたのではないか、と思います。

遅くなりましたが、ご協力頂きました方々に厚く御礼申し上げます。

 

第4回は「突起土偶」の「オムちゃん」が成長して漆工芸のスペシャリスト

になりました。その理由は馬場小室山遺跡の年代的な特徴の一つでもあり

ます縄文時代後期中葉「加曽利B式」の「見沼文化」には、漆を生業とする

集団が顕著に見られますので、漆について有機化学面や工芸面、あるい

は彩色面などから総合的に考える機会とさせて頂きました。

併せて「市民交流会」でも漆についてのワークショップを開催し、好評を博し

ました。

続く第5回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」は2008年10月

13日(月・祝)に実施予定と当日参加された方々にはご連絡差し上げまし

たが、そろそろ来年の手帳が出回っているおりでもありますので、どうぞ

日程を確保して下さいますようお願いします。

第5回の主役は「人面文土器」の「ムロさま」の成長となります。縄文時代

晩期中葉に差し掛かった寒冷化が進行している時代で、東北地方では

「亀ヶ岡文化」が盛行し、分布圏を南や西に拡大している時でもあります。

「ムロさま」には様式化した絵画文に象徴されますように非日常の世界を垣

間見ることができます。そこで「ムロさま」が成長した姿を復元するために11

月17・18日には「縄文時代の社会と玉」というシンポジウムで特に音楽の

考古学の観点も含めて意見交換をしてきましたので、次回の成果につなげ

たいと思います。

このように馬場小室山遺跡からす展望する縄文時代後晩期の集落

と地域という重点研究テーマに基づき計画的に研究を進め、マスコ

ット・キャラクターと一緒に成長していきたいと思います。

つきましては、第31回ワークショップを下記の通り開催しますので、ご案

内させて頂きます。参加ご希望の場合は資料などの都合があります

ので、11/28(水)までに「さわらび通信」あるいは鈴木正博宛必

ずご連絡頂きたく、何卒よろしくお願いします。

 尚、12月22日(土)13時から明治大学リバティタワー9階1096教室

にてシンポジウム「黒曜石と人類社会I」が開催されますので、地域連携

事業の一環として各位の参加を希望します。

 

―記―

 

1.集合日時・場所:2007年12月1日(土) 午前10:00 JR東浦和駅

 

2.遅れた場合の午前中会場 : さいたま市立浦和博物館

336-0911 さいたま市緑区三室2468番地

        phone:048−874−3960

JR武蔵野線東浦和駅から国際興業バス「馬場折り返し場」

行きで終点下車、徒歩7分。「市立病院」の隣。

3.活動内容

(1) 特別展「さいたま市内の貝塚―土に埋もれた海の記憶―」見学

・馬場小室山遺跡でも貝層が調査されております。「見沼文化」の

特徴は貝塚、低湿地遺跡、そして「環堤土塚」の形成にあります。

 

(2)第5回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」に向けて

・大森貝塚も国史跡になったものの立ち入りが自由にできず、活用が

課題となっていたときに、大森貝塚保存会の方々が顕彰事業を立

ち上げ、保存活用を牽引してきた先駆的な経緯に学びたいと思う。

(3)「飯塚邦明ジャズピアノコンサートNo.7」鑑賞(14:00開演)

さいたま市文化センター「しらさぎホール」(13:30開場)

JR南浦和駅西口より徒歩7分

・ご存知「小室山のテーマ」の作曲者でもある市民フォーラム事務局

長 飯塚邦明氏のコンサートを心置きなく堪能します。

                        以 上

                                 2007−11−吉日

馬場小室山遺跡と「見沼文化」に関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送