2007年08月26日受信メール

                                 2007−9−吉日

HP管理者各位

BCC:馬場小室山遺跡と「見沼文化」に関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

  「馬場小室山遺跡研究会」第30回ワークショップ開催の件

 

現在、台方花輪貝塚の発掘調査に参加していますが、めっきりと秋らし

い気配が感じられるようになってきました。現時点で調査は期待通りに進行

しておりますので、9/9の現地説明会は是非ともお見逃しの無いように。

さて、押し迫ってまいりました第4回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラ

ム―「見沼文化」と漆工芸―」(10月8日(祝))ですが、昨年から事前の勉

強会を重ねており、「見沼文化」における漆工芸の年代的地域的位置付

けが明瞭になってきました。

  そこで「みぬまっぷ」No.4では、「「縄文塚」と「縄文沼」を探そう!」との

テーマで「見沼文化」を説明したいと思います。今回は漆工芸の痕跡を現

代に留めている低湿地遺跡を「縄文沼」と象徴化して呼び、他方でこれま

で研究を進めてきた馬場小室山遺跡の「環堤土塚」や石神貝塚の「地点

土塚」、さらには真福寺貝塚の「環状遺丘集落」による高まりを「縄文塚」と

総称します。こうすることによって石神貝塚では「縄文塚」と「縄文沼」が一

体となって存在している土地利用と生業の拡大が判明し、真福寺貝塚・泥

炭層と共通した拠点的な集落であることが分かります。

このように「馬場小室山遺跡から展望する縄文時代後晩期の集落と

地域」という重点研究テーマに基づき、次のステップとしては特殊

なスキルを必要とする水辺の技術者集団に注目して「見沼文化」に

接近したいと思います。

つきましては、第30回ワークショップを下記の通り開催しますので、ご案

内させて頂きます。参加ご希望の場合は資料などの都合があります

ので、9/20(木)までに「さわらび通信」あるいは鈴木正博宛必ず

ご連絡頂きたく、何卒よろしくお願いします。

 

―記―

 

1.日時2007年9月24日(月・祝日) 午前10:30〜16:50

2.場所:三室公民館 1F講座室 さいたま市緑区三室1946-5

phone048-873-2594

東浦和駅より「馬場折返場行き」バスで「松ノ木」下車、

北宿通りに向かって西へ徒歩10分(文殊寺の隣!)。

 ★10時には東浦和駅前に関係者が集まっています。

3.活動内容

(1) 第4回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」準備検討会

   ●「市民交流型」の展示内容についての準備。

     ・「学術ボランティア」コーナーで映写する「映像考古学」の検討

           ・「第2遺跡」採集資料の展示用整理など。

     ・「芸術ボランティア」コーナーで展示する作品などの検討

          ★「オムちゃん」の新バージョンなど

(2)馬場小室山遺跡から展望する縄文時代後晩期の集落と地域     

  ・「オムちゃん」の活躍した「加曽利B式」について理解を深めます。

(3)第29回ワークショップの台方花輪貝塚と馬場小室山遺跡の比較

  ・「ムロさま」の活躍した晩期中葉から弥生時代の成立における地域

間の様相について理解を深めます。

                        以 上

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