2006−) 於:三室公民館

参加各位                                        「馬場小室山遺跡研究会」事務局

馬場小室山遺跡研究会」第21回ワークショップ

(馬場小室山遺跡を中核とした「見沼文化」の解明とパブリック・アーケオロジー2006の展開)

 

1.はじめに―第2回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」(3/5)の件―

参加者が220名と前回を上回る盛況振りでした。皆様のご支援に感謝します。

・今回はどちらかというと全力疾走した前回の付録のような位置付けでしたので、力まずに馬場小室山遺跡

 の重要性を体感頂くことを目的としました。先ずは知ってもらうことが大事と考えて企画しました。

アンケートには多くの方々(119名)からご協力を賜りました。貴重なご意見も多く、是非とも次回の企画に

反映させながら、パブリック・アーケオロジーを推進していきたいと思います。

 

2.史跡のクリーンアップ大作戦―考古遺産の活用を目指して!―

・今回はアンケートに回答頂いた方々のうち、史跡の近所である馬場・三室・松木・芝原にお住まいの18名の方に

 ハガキにてご案内しました。

・飯塚邦明事務局長と鈴木がさいたま市教育委員会文化財保護課に出向いた折に、史跡管理担当の山崎さん

 に「立ち入り禁止」の件で活用に向けての取り組み依頼を口頭で行いました。

 飯塚事務局長からは、市がその気になればボランティアは惜しまない旨の意気込みを伝えました。

・武笠家が代々護ってこられた重要な遺蹟です。できる限りのことをしてその地域の文化を後世に継承していきた

いと思います。

 

3.第3回「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」の件

・今後の進め方としては、以下の3点が求められています。

  (1)【考古学の役割】馬場小室山遺跡と「見沼文化」について研究を極めること

  (2)【文化財保護行政の役割】地域における史跡としての価値を最大限に引き出すこと

  (3)【パブリック・アーケオロジーの役割】極める、引き出すなどの実行プロセスを一般公開し、

より多様で新たなる価値を発見し、多くの方々の理解と支援を得られるようにすること

  ・次回にはイメージ・キャラクターとして選定した「オムちゃん」と「ムロさま」をマスコット・キャラクターとして相応しく

   登場させたいと思います。井山紘文画伯にご協力をお願いしています。

  ・クリーンアップ大作戦と併設して野外研究を行っても、周辺が宅地化されていますので、所謂「環状盛土遺構」

   の集落イメージがピンと来ないと思われます。そこで馬場小室山遺跡の縮小ジオラマを作成し、往時を復元する

   ことが重要と考えています。井山画伯にご協力頂く予定です。

・最終的には馬場小室山遺跡を中核とした「見沼文化博物館構想」(見沼周辺まるごと博物館)を立案・策定し、

見沼田んぼ形成以前の溺れ谷に面した「縄文むら」のネットワークを体感できるような、これまでの箱物行政を

抜本的に見直し、見沼周辺をまるごと博物館として機能する構想の実現に向け、パブリック・アーケオロジーを

展開できればと思います。

 中核となる馬場小室山遺跡は発掘調査成果などを元にした全体像の復元を行い、100年掛けてあるべき姿

 に戻すことができれば、考古学研究と街づくりが両立し、地域の形成を考える土台が構築できます。

 

4.縄文考古学入門講座―「安行式土器」入門―

  ・鈴木加津子さんがはじめてパワーポイントにチャレンジしましたので、それを使って「安行式土器」を勉強します。

 

5.「考古遺産の保護と住民参加−日本における現状と課題について−」

328に予定した五十嵐聡江さんの研究発表は別途ワークショップとして計画します。 

                                          以 上

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