2005年8月16日、送られてきた鈴木正博さんからのメールです。

                   2005−8−吉日#3

馬場小室山遺跡の重要性に関心のある各位

「馬場小室山遺跡研究会」事務局

 

  「馬場小室山遺跡研究会」第11回ワークショップ開催の件

 

「馬場小室山遺跡研究会」の夏は整理作業で熱くなっています。

縄文時代中期の土器で拓本採りの練習をしてきましたが、参加者

全員慣れてきたように思います。

さて、今回はワークショップで整理作業を行うだけでなく、

「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム(10/2)の前日に企画

しました「プレ・フォーラム」(10/1)の準備会も下記の通り、

併せて行います。

尚、ワークショップ終了後、東浦和駅周辺で恒例の

                       ワイン・アーケオロジーを行います。

 

―記―

 

1.開催の案内:

1−1.集合日時:2005年8月20日(土) 10:30

1−2.集合場所:三室公民館会議室1(1F)

さいたま市 緑区三室1946-5

phone048-873-2594
東浦和駅より馬場折返場行きバスで「松ノ木」下車徒歩10分。

1−3.当日の考古学活動内容:

(1)考古学実習入門(7)

馬場小室山遺跡および「残存埋蔵文化財」を移動した第2遺跡

の資料を整理します。

前回までに全ての資料の大分類が終わり、第2遺跡の拓本作業に

入りました。

今回からは、第2遺跡の本格的な整理を開始します。

 

(2)馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」・「プレ・フォーラム」の検討会

@パネリストの集合:13:00に東浦和駅

A三室公民館会議室2(2F)で顔合わせ

B馬場小室山遺跡見学

C所謂「環状盛土遺構」研究についての検討会

 

2.【「馬場小室山遺跡研究会」の趣旨】
 2-1.馬場小室山遺跡の学術上の重要性を多くの方々に知って頂くため、そしてその重要性を

持続・普及させるためにより客観化し記録する努力を行うべく、「馬場小室山遺跡研究会」

を立ち上げ、2004年12月26日の第1回ワークショップから活動を継続しています。

具体的には、馬場小室山遺跡の成立と展開を、皆さんと考古学し、理解を深めていきます

が、考える際に考古学の基礎として必要なデータを、考古学の専門性からスクリーニング

した上で提示します。

研究会としてのゴール、つまり、どのようなデータで何を考えていくか、を示した全体系が、

ワークショップのレジュメとして現在でも体系化の方向で進化しつつあります、

「グランドデザイン」です。

一歩ずつ着実に解明の糸口を掴み、体系的に解きほぐしていきます。

2-2.「馬場小室山遺跡研究会」は市民主導型を特徴とする日本におけるパブリック・

アーケオロジーの発展形態です。

以前から街づくりに対しては考古学の社会参加が課題であったために、日本

人類学会のシンポジウムなどでは「社会考古学」と呼んで新しい考古学を提唱

してきました。が、最近、パブリック・アーケオロジーの考え方が紹介されはじめまし

たので、更に発展することを祈り、その概念を使用することにしました。

名称云々はさておき、行動する趣旨は「市民の、市民による、市民のための考古学」

を構築することです。

 

尚、本活動につきましては、2004年10月7日に さいたま市 教育委員会文化財保護課長

に対し、「学術ボランティア」による支援として立ち上げるのでご協力頂きたい旨、文書と共

にご説明済みです。2005年度からは体制が新たになったようですので、市民の信頼と地域

社会に貢献する文化財保護行政を望みつつ、本研究会も当初の予定通り、「馬場小室

山遺跡に学ぶ市民フォーラム」実行委員会活動の一環として位置付けることができました。

                                              以 上

 

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