さいたま市長選挙立候補者

歴史的文化資源を活用した町づくりについてのアンケートご協力のお願い

2005 5月 2日

「馬場小室山遺跡研究会」事務局  鈴木 正博(日本考古学協会員)

〒 [HP管理人が削除]         Phone/Fax  [HP管理人が削除] (問合せ先)

日頃より、さいたま市における歴史的文化資源の保全・活用につきまして、知性溢れるご理解と暖かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、戦後60年の節目を迎える今回のさいたま市長選挙は、少子・高齢化社会というこれまでに経験のない、新たな時代への大転換に向け、持続あるさいたま市の将来像を如何に描けるか否かが、市民にとってリーダを選択する場合の要件であります。

特に今回はさいたま市としての最終的な合併形態になったことであり、さいたま市全体としての合併効果をこれまで以上に目指すためもに、また、財源確保に厳しい状況の中での短期経済優先型の市政から、将来に向けては活き活きとした文化都市を目指して大きく舵取りを変えることが要請されているときでもありますので、さいたま市の過去/現在/未来を繋ぐ歴史的文化資源の活用については、今後益々重要性が高まるものと思われます。

 

そこで最近さいたま市史跡として指定されました「馬場小室山遺跡」をモデルケースとして、具体的にさいたま市における文化力の向上や市民サービスの充実に寄与すべく、歴史的文化資源を町づくりとして如何に活用し定着すべきか、そのためにはどのような施策を市民と一体となって計画的継続的に推進すべきか、基本的なお考えをお聞かせ頂きたく、失礼ながら以下のアンケートを作成させて頂きました。ご不明な点がございましたら、お手数でも問合せ先までご確認をお願いします。

ご多忙中、不躾なお願いで大変恐縮でございますが、5月7日(土)までにご回答を作成頂き、同封の封筒でご返送下さい。

尚、当会では、全ての立候補者様からのご回答を、平等、公平に扱います。特に選挙期間中の会員からの問い合わせに対しましては次のルールを設けて対応し、選挙終了後にインターネットで公開する予定です。

(1)ご回答内容についての問い合わせには一切手を加えずに回答原紙のままで対応します。

(2)期日までにご回答の無い場合は、「無回答」として対応させて頂きます。

末筆ながら、ご健康に留意されまして、今回の選挙でのご健闘をお祈り申し上げております。

 

I.アンケートの具体的な背景 : 「馬場小室山遺跡」の重要性とさいたま市の歴史的基盤

3/29付で緑区三室の「馬場小室山遺跡」が市指定文化財史跡となりました。また、4/1からは岩槻区の国指定史跡であります「真福寺貝塚」がさいたま市の歴史的文化資源に加わりました。ともに縄文時代後半の集落遺跡として著名です。

特に「馬場小室山遺跡」は、第32次の長い間の調査により、先般国史跡となりました佐倉市「井野長割遺跡」、あるいは「環状盛土遺構(かんじょうもりどいこう)」の最初の発見で著名な、やはり国史跡の小山市「寺野東遺跡」と同等以上に学術上価値ある遺跡であることが判明しております。

具体的には「馬場小室山遺跡」では多世代にわたり同じ地点で繰り返し住んだ住居や墓などの諸施設が累積した「環状盛土遺構」という集落形態の発見のみならず、出土遺物も土器・土偶・土製耳飾・土版・石器・石製品などが、他の遺跡を遥かに凌駕するほど多種多量に検出されております。

このように「馬場小室山遺跡」はここ数年の考古学研究によって文化財としての価値が飛躍的に見直された経緯を持つ、縄文時代中期から晩期にかけての極めて長期にわたる大宮台地における一大拠点集落遺跡であり、さいたま市の歴史的基盤として相応しい、正にさいたま市の誇りとすべき遺跡であります。と同時に今後は遺跡と共に埋蔵文化財の活用が大きな課題であります。

そこで当会は、「馬場小室山遺跡」の学術的価値を広く公開し、さいたま市民や関東一円における歴史的文化資源の活用拠点遺跡と位置付け、埼玉県政では古墳に注目しておりますので、縄文時代の歴史学習の拠点としては正に文教地区さいたま市が相応しく、埼玉県政と補完し調和をとるべく、提案・活動しております。

 

II.3/29付市史跡「馬場小室山遺跡」をモデルケースとしたアンケートと回答用紙

(選択肢には1つだけマルで囲み、「はい」以外の場合には理由欄にも自由記述でご回答をお願いします。)

問合せ先:鈴木 正博 〒[HP管理人が削除]          Phone/Fax  [HP管理人が削除] 

 

【立候補者様ご芳名欄:                            印    】<回答締切日:5/7(土)

1.「馬場小室山遺跡」の今後の活用について

(1)隣接売地を買い取り、史跡として活用するための快適環境を整え、誇りをもって後世に残しますか?

(註)「馬場小室山遺跡」全体の計画的な史跡化の必要性と対策の緊急性についてのお考えを伺っています。

<選択肢回答欄>    「はい」     「いいえ」     「どちらともいえない」

 

【「はい」以外の理由欄】:                                                             

 

(2)緑区住民が市民学習向けに史跡指定記念シンポジウム企画を進めていますが、市の後援をお願いできますか?

(註)史跡などの活用を図るために市民に遺跡の重要性と史跡の意義をPRすべく、準備を進めています。

<選択肢回答欄>    「はい」     「いいえ」     「どちらともいえない」

 

【「はい」以外の理由欄】:                                                             

 

(3)史跡や埋蔵文化財の活用を、博物館・生涯学習・学校教育と一体となって総合的計画的に進めますか?

(註)史跡と埋蔵文化財の管理が博物館・生涯学習・学校教育とは縦割りのために効果的効率的に連係していない。

<選択肢回答欄>    「はい」     「いいえ」     「どちらともいえない」

 

【「はい」以外の理由欄】:                                                             

 

2.「馬場小室山遺跡」の今後の保存展望と現地説明会の必要性について

 

(4)遺跡と出土遺物の重要性から判断し、本来あるべき国指定史跡として後世に残すべく、市民と共に努力しますか?

(註)史跡と埋蔵文化財の価値を本来のレベルにまで高め、政令指定市に相応しい文化力を発揮にしましょう。

<選択肢回答欄>    「はい」     「いいえ」     「どちらともいえない」

 

【「はい」以外の理由欄】:                                                             

 

(5)発掘調査の現地説明会は、さいたま市の歴史を直接体感できる市民サービスとして実施すべきと思いますか?

(註)国民の共有財産である遺跡の発掘調査への市民の関心は高く、市民サービスの向上に努力しましょう。

<選択肢回答欄>    「はい」     「いいえ」     「どちらともいえない」

 

【「はい」以外の理由欄】:                                                             

 

その他ご意見欄】:                                                                   

 

回答締切日5/7(土)にご協力頂き、ありがとうございました! 別添の封筒にてご返送をお願いします。>    以 上

特設ページ・トップ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送