2005−1−30(日) 於:三室公民館

                                                  馬場小室山遺跡研究会事務局

    馬場小室山遺跡研究会・第2回ワークショップ

 

1.はじめに−「小室山セミナー」にて馬場小室山遺跡の重要性を確認します!−
           ★飯塚邦明氏主催「小室山セミナー」にて馬場小室山遺跡の学術上価値ある成果を紹介
     2.モースの『大森貝塚』に学ぶ : 日本先史考古学の発達を確認します!

           【視点】日本先史考古学の変革を成しえた科学的精神とは?

               ★反省点★馬場小室山遺跡の調査は科学的精神に支えられているか?

     3. 「環状盛土遺構」研究の最前線
           【視点江原英さんと阿部芳郎さんの研究成果を参考にします。

その上で、新たに以下の分析/総合視点から、研究現状に対し抜本的な見直しを行います。

つまり、馬場小室山遺跡研究会では、体系的な接近法による新たな研究を目指します。

@貝塚(含低地性遺跡)研究の視点からは如何なる成果が見えてくるか?

★「環状盛土遺構」出現の外部要因を特定します!

A「環状盛土遺構」と縄文時代集落研究の統合から新しい視点が構築できるか?

   ★「環状盛土遺構」出現の内部要因に接近します!

 

  <関東地方における「環状盛土遺構」研究のグランドデザイン

                                           (1)〜(8)は前回提示のキーワードです!

     I.外部要因の特定 : 「台地―低地分散拠点衛星型集落」の展開

        I−1.環境変動がもたらした生産活動の広域化と内水面交通網(ネットワーク)の発達

★(1)中期集落から後晩期集落への転換と移行形態

★(8)遺跡群を超える視点

<環堤貝塚←→環堤土塚(含木塚)←→石塚(含木塚)への構造連鎖>

        I−2.文化変動の顕在化と新たな土地利用形態の定着

             ★中期終末から後期初頭に見られる集落維持の凋落化と西日本系土器群の顕在化

             ★在地系住居集団と非伝統系住居集団の同居性(「よそもの集団の同居性」)

             ★内水面漁労文化の発達(マダイ→クロダイ・スズキ→ウナギ・ハゼ→コイ・フナ・ナマズ)

             ★低地性遺跡の定着と「拠点完結型集落」における集中した「貯蔵穴群」の移動

     II.内部要因への接近法 : 住居構造の変質と集落景観の維持

        II−1.中央窪地型集落景観や斜面活用の継承

             ★(1)中期集落から後晩期集落への転換と移行形態

             ★(3)「土塚集落」の構成(可視的顕現化の意義:回帰性と分節化)

                   ◎後晩期安行式まで続く長期継続型「土塚集落」の特徴

             ★(5)「斜面盛土」や埋没谷と「斜面貝塚」との関係

 

        II−2.遺構構造の変質

             ★(2)「斜面掘削」

             ★(6)自然堆積とは異なる「特殊な土層」と包含層

◎中期末葉(加曽利E3式)から展開する「敷石遺構」の「盛土」

◎「石塚」(柄鏡形敷石住居の文化)→「土塚」「木塚」(柄鏡形住居)への変質

             ★(7)焼獣骨の顕在化

                    ◎後期中葉(加曽利B1式)の「敷石遺構」から順次拡大する風習

             ★(4) 「多埋設土器群大土坑」 (上屋構造あり)併設の意義

            以 上

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