2004−12−26(日)
於:馬場小室山遺跡
馬場小室山遺跡研究会・第1回ワークショップ
1.はじめに−馬場小室山遺跡と向き合って−
2003年の競売時点から保存運動に携わってこられた飯塚邦明さんのお話
2.馬場小室山遺跡の現状視察 ★最新の概念図参照
【目的】踏査により地形を把握すると共に、「盛土」の供給場所を理解し、
加えて「盛土」の残存状態から往時の状況を復元する。
3.馬場小室山遺跡の「調査未了」地区から救済・保護した遺物の吟味
【目的】「調査未了」の実態を理解すると共に、「土器型式」について知見を深める。
【縄紋式中期から堀之内2式】 :<解説>斉藤 弘道さん
【加曽利B式から安行2式】 :<解説>鈴木 正博さん
【安行3a,b,c,d式】 :<解説>鈴木 加津子さん
4.縄文時代の研究最前線
【目的】馬場小室山遺跡理解のために最先端の知識の提供
4−1.縄文時代中期という時代(国立科学博物館『翡翠展』を意識して)
:<解説>斉藤 弘道さん
★参考資料は『縄紋繚乱』と『花ひらく縄文文化』の2冊
4−2.「盛土遺構」研究最前線 :<解説>鈴木 正博さん
★江原英さんと阿部芳郎さんの研究に導かれながら、貝塚研究の新しい視点も加え、
馬場小室山遺跡の重要性を確認しつつ、縄文時代後晩期の集落について考えます。
<馬場小室山遺跡の重要性を確認するためのキーワード>
●今回は概要が中心です。
(1)中期集落から後晩期集落への転換と移行形態 ★別紙参照
(2)「斜面掘削」 ★別紙参照
(3)「土塚集落」の構成(可視的顕現化の意義:回帰性と分節化)
(4)「多埋設土器群大土坑」(上屋構造あり)併設の意義
(5)「斜面盛土」や埋没谷と「斜面貝塚」との関係 ★別紙参照
(6)自然堆積とは異なる「特殊な土層」と包含層
(7)獣焼骨の顕在化
(8)遺跡群を超えて<環堤貝塚←→環堤土塚(含木塚)←→石塚(含木塚)への構造連鎖>
以 上
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