200411月18日

さいたま市教育委員会 文化財保護課 小山 広行 課長 様

(写し)さいたま市議会議員 岡 まち子 様 、 高柳 としや 様

(写し)さいたま市文化財保護審議会委員 塩野 博 様 、 岡本 東三 様

(写し)学術ボランティア各代表 飯塚 邦明 様 、 阿部 芳郎 様 、 角張 淳一 様

日本考古学協会会員

鈴木 正博

馬場小室山遺跡の工事に関わる「行政の責任」の件

 

  掲記の件、11/16(火)に岡まち子市議の進行で、関係各位のご意見を参考にし、文化財保護法に

則った業務の在り方を再度検討し、掲記に関わる共通認識の形成および業務遂行の手続きにつきまして、

「行政の責任」範囲として合意いたしました。

 

 さて、今回の合意結果につきましては、さいたま市としての各部門の合意形成も必須であります。

ご承知の通り、合意以前に市教委以外の別ルートでアイダ設計に協力を依頼し、学術調査の検討を進めて

きた経緯もありますので、関係部門の最終的な調整が必要であります。

 

そこで、翌11/17(水)中には、岡まち子市議関係の市政幹部(含教育長)、鈴木が意見交換しま

した文化財保護審議会委員、および学術調査の検討を頂いた学術ボランティア各代表諸氏と、合意結果に

基づきました最終調整を図りましたので、下記の通り推進することに対し、改めまして貴管下担当殿への

業務遂行をご指示頂きたい。

 

− 記 −

 1.「残存埋蔵文化財」の取り扱いについて

   

  (1)アイダ設計の工事地区において、工事終了までは「行政の責任」範囲とし、文化財保護法を遵守し、

    工事中の発見に対しては慎重工事対応として必ず立会い、記録保存を行うこと。

     尚、特段の慎重工事範囲については学術ボランティアの結果に基づき、情報を提供済み。

 

  (2)「盛土遺構」については頂部に当たる東西の断面の実測図を作成すること。

 

  尚、全般にわたり文化財保護法遵守を最優先として業務に臨み、万全の体制で推進すること。

 

 2.市有地の史跡指定について

 

  (1)文化財保護審議会委員の指導に基づき、次回の審議に諮れるよう進めること。

 

  (2)今回の調査を教訓とし、これまでの成果を踏まえた史跡整備を行うための学術調査を行うこと。

     尚、(2)は今回学術ボランティアが市教委とは別ルートで実施を検討していた内容と同じで

あり、文化財保護審議会岡本東三委員による市教委への指導項目の中に統合する。

 

                                           以 上

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