2004年10月31日夜、送られてきた鈴木正博さんからのメールです。

【馬場小室山遺跡国指定の要望書】

学術ボランティア各代表発起人 各位
日本考古学協会会長→埋蔵文化財保護対策委員会委員長→委員各位
CC:埼玉県教育委員会 教育局文化財保護課 様
CC:さいたま市議会議員 高柳としや 様、岡まち子 様
BCC:有識者各位
 
   さいたま市在住の日本考古学協会会員、鈴木正博です。
 
   馬場小室山遺跡の保存問題につきましては、「再要望書」の要請という最悪の事態に至りました。
 
   10/25(月)における「発見の届出」に対する市教委の対応が、10/31(日)現在においても
  無為無策状態と直結している限り、残念ですが、市教委の判断を超えたレベルでフォローする必要が
  あると判断します。
   そのため、10/26(火)にはやむなく小生は岡まち子市議及び地域住民運動の代表と、さいたま市
  助役への陳情を行いました。その場での要望は市有地の史跡指定、及び「残存埋蔵文化財」の継続
  調査20人で1ヶ月の2点です。
 
   こうした1週間の動静を踏まえて、先程、市教委文化財保護課宛添付ファイルの書面をFAXしましたので
  ご報告します。
 
   現地における工事は徐々に進捗しており、既に里山は丸坊主状態で、これから本格的な工事が展開される
  準備が出来上がったというような状況です。「残存埋蔵文化財」の地点は埋め土の状態に大きな変化は
  認められず、本日の雨上がりの後には土器片が多量に確認できました。この救済も重要です。
 
   また、新たな状況として、従来通路として利用していた場所を開発地とするように杭が打たれていたこと
  であり、この部分には加曽利B2式の大形住居が確実に存在するなど、未調査部分がかなり増える可能性が
  出てきました。
 
   これには改めて工事中止の要望が必要であり、市教委のみではなく、事業者であるアイダ設計にも
  日本考古学協会から協力依頼を出して頂きたく、要望します。
 
以上、「発見の届出」から「史跡指定」へと将来に向けての文化財保護戦略を継続的に進めますので、ご支援
ご協力いただきたく、何卒よろしくお願いします。
 
 
上記メール添付ファイル 日付
馬場小室山遺跡の「発見の届出」及び史跡指定の件(要望書) 2004年10月31日

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