2004年10月22日朝、送られてきた鈴木正博さんからのメールです。

【馬場小室山遺跡の後晩期地点の「発見の届出」を市教委に追加提出しました!】

学術ボランティア各代表発起人 各位

日本考古学協会会長→埋蔵文化財保護対策委員会委員長→委員各位
CC:さいたま市議会議員 高柳としや 様、岡まち子 様
BCC:有識者各位
 
  さいたま市在住の日本考古学協会会員、鈴木正博です。
 
  10/21(木)の中期地点に加えて、後晩期の濃密な地点も発見しました。
 
  今朝昨日の説明を作業員にするため現地を訪れ、作業員を探しつつ、
監視を行ったところ、偶然にも「残存埋蔵文化財」の地点で大量かつ大形の後晩期土器が、
ブロック状に出土しており、写真撮影(地点を確認する遠景と出土を確認する近景)を行い、
作業員不在の緊急性に鑑み、当方で保護しました。
 
  この結果を先程市教委にFAXしました。投函は皆様への連絡後に行う予定ですが、
写真は早朝かつ緊急であったため、現像が間に合いませんでした。
 
  今回当方が複数人で確認した後晩期地点は研究者ボランティアが担当した「盛土遺構」部分
であり、土器に付着している土も黒色土層と呼んでいた晩期独得のものが確認できました。一部破壊を
受けたようです。今朝保護した多数の土器片と石器1点は明らかに包含層や遺構からの移動が明確な
残存状態の良好なものが中心でしたが、他にも無数の土器片が散乱しており、短時間の保護活動では
救済が困難でした。
 
  問題はこの散乱している無数の土器片の今後の行方です。他所へ移動することは遺跡捏造に直結
しておりますので、その対応も併せて市教委には要望しましたが、勿論重要な問題ですので、再確認も必要です。
 
 さて、今回の報告は本日(10/22)早朝に実施した「プロジェクトZ」の成果です。詳細は添付ファイル
を参照頂くことにして、もともと「強制終了」で未調査部分を残していますので、今後その部分に何らかの改変
があれば、既に「発見の届出」を済ませており、明らかに既知の遺蹟の破壊行為です。
 
以上、今回の報告は前回配布の「発見の届出」を活用し、これから発見される方々の報告の参考になるように
配慮してあります。最低でもゴヂック体で示した報告項目部分については、適切な説明が求められると思います
ので、エビデンス(複数人での確認と写真撮影)の準備も何卒よろしくお願いします。
 
上記メール添付ファイル 日付
馬場小室山発見届出2 2004年10月22日

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