馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム主催「見沼文化」2012新春感謝祭
「かすかな光へ」上映会 & シンポジウム「弥生時代の「見沼文化」」
<趣旨>
さいたま市史跡・馬場小室山(ばんばおむろやま)遺跡は緑区三室に所在する縄文時代後半の「見沼文化」を代表する集落です。特に第51号土壙から出土した人面文土器「ムロさま」は、大宮台地とその周辺における縄文時代晩期の中核的な集落に象徴的な存在です。この馬場小室山遺跡を中心とした「見沼文化」はその後の時代の変遷を経て見沼たんぼとして今日に継承され、新たに大田堯先生(馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム実行委員長)により「見沼フィールド・ミュージアム構想」も提起されるに至りました。
馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラムでは、これまで市民とともに「見沼文化」を考える活動を継続的に行っておりますが、その私たちに「見沼フィールド・ミュージアム構想」という大きな夢を示して下さったことに改めて感謝し、地元であるさいたま市緑区において大田堯先生の半生記に学ぶ機会を広く公開します。
さらに見沼たんぼのルーツとしての「見沼文化」についても積極的に追求します。縄文時代が終わり、稲作灌漑農業が開始される弥生時代になると、馬場小室山遺跡の近隣では松木遺跡において中期の集落が、そして後期には馬場北(ばんばきた)遺跡において環濠集落が、馬場小室山遺跡の東端でも後期の住居址が検出されます。しかし、馬場小室山遺跡の弥生時代についてはあまり知られておりません。
そこで今回は馬場小室山遺跡に学ぶ対象を見沼たんぼのルーツである弥生時代とし、特に弥生時代の「見沼文化」の知られざる特徴がどのようなものであるか、を新春の企画として下記の通り、ご案内します。
― 記 ―
1.日時 : 平成24年 1月 9日(成人の日) 9:50−16:50
2.場所 : さいたま市地域中核施設 「プラザイースト」2F多目的ルーム
〒336−0932 さいたま市緑区中尾1440番地8 phone:048−875−9933
【交通】JR武蔵野線例:「東浦和駅」:国際興業バス「浦和駅東口行」10分「緑区役所入口」下車
3.内容 : (9:30 開場)
第I部 < 「かすかな光へ」(監督 森 康行)上映会 >
9:50 開会の辞
10:00 【上映に当たって】 生きるとは、学ぶとは・・・/大田堯、93歳、夢とあこがれを語る
大田 堯 (東京大学名誉教授・元都留文科大学学長)
10:20 【「かすかな光へ」上映】 【鍵語】「ちがう」、「かわる」、「かかわる」
12:00 <<< 昼食 >>>
第II部 < シンポジウム 「弥生時代の「見沼文化」」 >
【概要】馬場小室山遺跡には縄文時代集落と離れて弥生時代の住居跡があります。そこから出土した土器(壺や甕)には細かく砕かれ細粒となった土器片が「シャモット」として使用されています。弥生時代の研究で「シャモット」が最初に指摘されたのが見沼区南中野遺跡(日本大学法学部校舎建設に先立つ発掘調査で担当者の安岡路洋さんによって指摘されたのが初見)です。その業績を継承するためにも【見沼シャモット弥生】と呼び、「見沼焼き」のルーツとして研究を深めます。
13:00 趣旨説明
13:10 【基調報告1】 「緑区における弥生時代集落の調査」
小倉 均 (さいたま市教育委員会)
13:40 【基調報告2】 「弥生時代の土器つくりから見た「見沼文化」」
宅間 清公 (埼玉弥生土器観会)
(14:10〜14:15 檀上設営)
14:15 【パネル・ディスカッション】 「弥生時代の「見沼文化」―弥生時代の「見沼焼き」をご存知ですか?―」
パネリスト :井出 政男 (ギャラリー「風画」) 司会 :齋藤 瑞穂 (新潟大学)
小倉 均 (さいたま市教育委員会) 鈴木 正博 (馬場小室山遺跡研究会)
小出 輝雄 (埼玉弥生土器観会事務局長)
齋藤 弘道 (牛久市文化財審議委員)
高花 宏行 (八千代栗谷遺跡研究会・白井市郷土博物館)
宅間 清公 (埼玉弥生土器観会)
(15:00〜15:10 休憩)
16:40 閉会挨拶 井山 紘文 (画家) (16:50 閉場)
4.参加方法 : 申し込み不要で先着100名 【参加 無料】
5.問合せ先 : 馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム事務局
36-0911 さいたま市緑区三室1972−9 東大能研内
以 上
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