平成22年  8

NPO野外調査研究所/馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム

「見沼と秩父の基層文化フォーラム」のご案内

1.「見沼と秩父の基層文化フォーラム」の趣旨

見沼の竜」と「秩父の龍勢(バンブー・ロケット)はそれぞれの地域を代表する民俗文化ですが、龍を敬う歴史があったと感じられます。さいたま市史跡・馬場小室山(ばんばおむろやま)遺跡から出土した「ムロさま」人面文土器も、縄文時代晩期は環境(気候)変動によると寒冷化のピークであり、冷涼な気候に強い秩父の山の文化と系統的な関わりがみられそうです。

現代にも比較すべき興味深い動向があります。NPO野外調査研究所が支援した「秩父まるごと博物館」と、馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラムが文化遺産の保存と活用を目指して進めている「見沼フィールド・ミュージアム構想」は、見沼と秩父という風土の違いを超えた人類史的展望として共鳴し合っています。

そこで見沼と秩父における基層文化を環境適応に優れた縄文時代に求め、掲題のシンポジウムを企画しました。地域文化の多様性についてふりかえる中で現在から未来への絆が見いだせるならば、それぞれの地域文化は後世に継承され、さらに交流し合い、新しい文化が創造される契機となることでしょう。

2.日時 :  平成22年10月11日(月・体育の日)   9:50−16:40

3.場所 :  さいたま市地域中核施設 「プラザイースト」2F多目的ルーム

〒336−0932 さいたま市緑区中尾1440番地8    phone:048−875−9933

【交通】JR武蔵野線・東浦和駅:駅前の国際興業バス「浦和駅東口行」8分「緑区役所入口」下車

4.内容 : 

9:50 開会挨拶  (9:30 開場)

9:55 「見沼と秩父の基層文化フォーラム」の趣旨説明

10:10 【基調講演】 「ジオパーク(地質遺産)としての見沼田圃と秩父

堀口 萬吉さん (埼玉大学名誉教授・NPO野外調査研究所所長)

10:50 【基調報告1】 「「見沼文化」を形成した遺跡群と見沼田圃の人類史

齋藤 瑞穂さん (新潟大学・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

11:30 【基調報告2】 「秩父の洞穴遺跡と山の文化

吉川 國男さん (NPO野外調査研究所理事長)

12:10         【昼休み】

13:00 【生演奏】 「ジャズ・ピアノによる馬場(ばんば)小室山(おむろやま)遺跡への誘い : 気分はいつでも小室山!

飯塚 邦明さん (東大能研塾長・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

記録ビデオ】「見沼をのぞんだ縄文むら―馬場小室山遺跡に学ぶ―

(制作)浅野 光彦さん (映像ディレクター・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

14:00 【パネル・ディスカッション】   

見沼と秩父の基層文化を探る!「見沼フィールド・ミュージアム構想」と「秩父まるごと博物館」の縄文的出会い

コーデイネータ : 五十嵐 聡江さん (葛飾区郷土と天文の博物館・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

井山 紘文さん  (画家・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

齋藤 瑞穂さん  (新潟大学・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

パネリスト : 堀口 萬吉さん (埼玉大学名誉教授・NPO野外調査研究所所長)

吉川 國男さん (NPO野外調査研究所理事長)

齋藤 弘道さん (牛久市文化財審議会委員・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

井出 政男さん (ギャラリー「風画」・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

鈴木 正博さん (早稲田大学先史考古学研究所・馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム)

<論点>1)「秩父まるごと博物館」とは?  2)見沼の遺跡群と秩父の洞穴利用(・遺跡の隆替 ・山の石と海の貝 ・木の文化と漆)

3)粘土と土器における見沼と秩父 4)家と墓の違い(敷石や配石の問題)

5)人面文における見沼と秩父    6)弥生時代の関係はどうなったか?

7)まとめ:「見沼フィールド・ミュージアム構想」に向けて

16:30  閉会挨拶

5.参加方法 : 申し込み不要で先着150名 【参加 無料】

6.問合せ先 : NPO野外調査研究所主催/馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム共催

開催地担当問合せ先 : 「馬場小室山遺跡に学ぶ市民フォーラム」事務局

336-0911 さいたま市緑区三室1972−9 東大能研内

広報ホームページ「さわらび通信」:http://homepage1.nifty.com/sawarabi      以 上

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送