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 埼玉県を代表し、全国的にもたいへん貴重な文化遺産、馬場小室山(ばんばおむろやま)遺跡が危機にあります。20年ほど前には、浦和市役所が国史跡にして保存しようと動き、市民に理解を得るため刊行物(浦和市郷土文化会『馬場小室山遺跡』さきたま出版会、1984年刊)までつくられていた遺跡です。執筆者である当時の浦和市職員は縄文中期から晩期まで間断なく遺構がきわめて良好な状態で保存されていること、特殊な土坑、人面画つき土器などの特殊な遺物が伴うこと等々に驚き、「縄文文化の正倉院」とまで表現しています。近年ますますその学術的重みを増している環状盛土遺構の遺跡(読売新聞10月18日夕刊でも取り上げられました)であることもわかっています。「おむろやま」として地域住民に愛された里山でもありました。ところが何が起きたのか、さいたま市役所の姿勢は一変します。地元住民約5500名の保存を求める署名は無視され、市民・考古学者有志のボランティアで支えられた調査もストップをかけられ、今、まさに風前の灯火。保存はおろか、じゅうぶんな調査さえなされずに消されようとしています。一般市民に知られることもなく。
 まだあきらめるのは早いです。われわれの良識・倫理・責任感が試されています。

 市民のみなさま、とくにさいたま市民のみなさん、この危機をご家族・お知りあい、どなたにでもけっこうです。口コミ、メール、掲示板、投書ありとあらゆる方法で伝え知らせてください。しかしそもそもなぜこんな事態になったのか、不明な点が多く残されています。さいたま市役所にたずねて確認してください。危機的な状況の中で奮闘する良識ある専門家・地元の方々を応援しましょう。

管理人

 
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