−まわる遺跡見学 360度 version.)

佐倉市井野長割遺跡・謎の環状盛土遺構1

 

中央くぼ地からの360度景観

概念図はこちら

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ぐるりとマウンド(盛土)がまわっており、全体として長軸約160mの楕円形をしている

縄文時代後期・晩期(およそ4300〜3000年前)の遺構です。

同様の環状盛土遺構で有名な寺野東遺跡(栃木県、国指定史跡)のそれとほぼ同規模です。

盛土の下には住居跡などの遺構が発見されていますが、

中央のくぼ地(直径推定80m)には遺構はありません。

縄文人は、何百年というスケールで、住んでは埋めて土を盛り・・・

ということを繰り返していたんですねぇ。

どうやら谷も埋めて環状にしていたようです。

なんでこのような遺構がつくられたのでしょうか?

何か意味があったのでしょうか?

謎をふくめて環状の大貝塚と似てますね〜

これほど明瞭にのこっている環状盛土遺構は貴重だそうですが、

千葉市に多数存在する環状貝塚を考えるうえでも注目すべき遺跡でしょう。

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佐倉市井野長割遺跡 (財団法人印旛郡市文化財センター による解説)

・まずは比較的短い第4次調査の説明から読むとよいでしょう。

・そのほか北海道の環状土塁、千葉県君津郡三直貝塚の環状盛土遺構との関係などについては、栃木県埋蔵文化財センターの寺野東遺跡のQ&A

 

(使用法)

・画面にカーソルをおきクリックしながらずらすと、画面を好きな方に移動することができます。この場合、画像の自動的な動きは停止します。

・Key UP「↑」でズームイン、Key DOWN「↓」でズームアウトします。

・画面のhotspot(注目地点)にカーソルをおくと名称が左下に表示されます。

・カーソルを画面におきスペースキーを押すと画面のhotspotが表示/非表示と切り替わります。

hotspotの箇所をクリックすると関連ページにリンクします(一部のみ)。

 

(注意)

hotspotの位置はおおざっぱな目安と考えてください。谷の位置など便宜上、上にずらして表示しています。

・環状盛土は「マウンド1」「マウンド2」・・・など複数の小マウンド(盛土)から構成されています。

・正確な情報は、財団法人印旛郡市文化財センター などからの情報でご確認ください。

(参考文献)財団法人印旛郡市文化財センター 「井野長割遺跡現地説明会資料」2003年8月23日(第8次調査)

 

井野長割遺跡(佐倉市)メニュー

タイトル 撮影地点

−まわる遺跡見学(360度)
−佐倉市井野長割遺跡・謎の環状盛土遺構1東側山林残存部分

中央窪地・マウンド3北わき (このページ)
−まわる遺跡見学(360度)−
佐倉市井野長割遺跡・謎の環状盛土遺構2
西側校庭部分・(第8次調査範囲
環状盛土範囲西側・中央窪地寄り 
環状盛土東端からの景観 環状盛土東端・東の谷側、環状盛土開口部。

 

環状盛土遺構概念図  
1/25,000地形図:

佐倉(北西)

国土地理院の試験運用ページ。地形図閲覧システムの利用規定に注意。閲覧以外の利用はできません。

■井野長割遺跡の位置・・・ユーカリが丘駅北西約1km。井野小学校とその東隣の山林付近一帯。
■環状土盛遺構の中央窪地中心の位置・・・「ユーカリが丘6丁目」の「ユ」の字の上付近。北緯35度43分47秒,東経140度8分50秒(これは目安です)。

 

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